外壁に欠かせない、シーリング工事とは?
2019.3.20
住宅には”外壁材と外壁材の繋ぎ目”や”外壁と窓サッシ”の繋ぎ目など様々な隙間が存在しています。
この隙間をシーリング材で埋めることをシーリング工事といいます。
① 建物全体の防水性・機密性を高める役割
② 緩衝材としての役割
といった役割があります。
現代の建築でよく利用されているサイディングボード、ALCパネルなどの外壁材は、壁面に貼り付ければ外壁ができるのが特徴。しかし、これらの外壁材は非常に堅く、隙間を設けずに貼りつけてしまうと、気温変化などによる膨張に外壁材同士が衝突、破損に繋がってしまいます。
また、どんなにぴったりと貼り付けたとしても、そのボードとボード、パネルとパネルの間には隙間ができてしまいます。
外壁と外壁の隙間や破損が起きるということは、そこから雨水や汚れが侵入してしまうこと。
つまりは建物の劣化につながってしまいます。
そうならないために、外壁材をレールのように一定の隙間を置き、この一定の隙間「目地」にシーリング剤を注入し、外壁材と外壁材の隙間を埋める工事をシーリング工事といいます。
コーキング剤には弾力性があるため、外壁材の膨張を吸収し破損を防ぎます。
建物の長寿命化を実現しているのです。
外壁というとつい外壁材の性能に目が行ってしまいますが、目立たなくても、シーリングは外壁の耐久性を実現するために不可欠なものです。
ただ、コーキング自体も、風雨、太陽光などの自然負荷により経年劣化します。劣化が進むとひび割れ、剥離などが発生し、緩衝剤の役割を果たせなくなります。
こちらのページで、コーキング剤の劣化の症状を詳しく説明していますので、
合わせて読んでみてくださいね。
オススメのシーリング材オート化学工業「オートンイクシード」についても紹介しています。
耐久性を考えるなら、コーキング剤にもこだわりましょう。
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